2歳の息子にイライラして、つい怒ってしまう。
そんな毎日を変えたくて、『子どもの気持ちがわかる本(イザベル・フィリオザ 著)』を読みました。
この本を読んで息子の行動に対する見方ががらっと変わりました。
以前は「なんで何回言ってもわからないの?」「わざと困らせているの?」と思っていたことも、「今、この子はどういう気持ちなんだろう?」と一度考えられるようになりました。
そのおかげで、以前より心に余裕を持って息子と接することができています。
この記事では「子どもに怒ってばかりで疲れた」「怒ったあとに自己嫌悪になる」と悩んでいる人に、私が実際に読んで感じたこと、変わったことをまとめます。
『子どもの気持ちがわかる本』を買った理由
第二子が生まれ、平日はほぼワンオペになった
この本を買ったきっかけは、第二子が生まれてから長男との関係に悩むようになったことでした。
第二子の出産後、夫は2か月ほど育休を取ってくれていました。
その育休が終わってからは、平日はほぼ私ひとりで2人の子どもを見る生活に。
初めての2人育児ということもあり、思うように家事やお世話が進まないことも増えました。
私自身、かなり余裕がなくなっていたと思います。
そして長男も、弟が生まれたことで環境の変化を感じていたのかもしれません。
弟を押したり、私が弟のお世話をしているときに危ないことをしたり。
長男が癇癪を起こし、私もイライラして怒る。
すると長男もさらに機嫌が悪くなる。
そんな悪循環になっていました。
怒ることで子どもに言うことを聞かせようとしていた
あるとき、長男がうんちをしたオムツを自分で脱ぎ、そのうんちを踏んで床まで汚してしまったことがありました。
そのとき、私は今までで一番強く怒ってしまいました。
すると息子は、私の様子に驚き、怯えた様子ですんなり言うことを聞いたんです。
その日の夜、さすがに怒りすぎた、怖がらせてしまった…。と、ものすごく反省しました。
でも一方で、強く怒れば、すぐに言うことを聞いてくれた。という経験をしました。
それ以降、余裕がないと、つい怒って子どもを動かそうとしてしまい、息子が私の顔色をうかがうこともありました。
このままではダメだと思い、以前、本屋さんで見かけて気になっていた『子どもの気持ちがわかる本』を読んでみることにしました。
本を読んで気づいた息子の見え方
この本を読んで、私が思っている以上に息子はまだまだ成長発達の途中なのだと分かりました。
イヤイヤ期の子どもは、まだ、感情や衝動、欲求などを自分でコントロールすることが難しいため、りたい!と思ったことをすぐ行動に移したり、抗議するために暴れて泣き叫んだりするそうです。
2歳になると言葉もかなり増えてきます。
こちらが言っていることも理解しているように見えるし、簡単な会話ならできることもあります。
だから私は無意識のうちに、「もうこれくらいはわかるはず」と思っていたのだと思います。
- ダメと言ったことを繰り返し行う。
- 弟のお世話中に、弟を押したり叩く。
- 私の顔を見ながら、イタズラをする。
そんなとき以前は、「ダメってわかっているのに、なんでやるの?」「わざと困らせているの?」と思っていました。
でも本を読んで、言葉が話せるようになったからといって、大人と同じように言葉の意味を理解していたり、先のことまで考えて行動できるわけではないことを知りました。
私が嫌がらせだと受け取っていた行動も、本人にとってはもっと単純に好奇心や欲求から出たもの。
これを知ったことで、息子を見る目がかなり変わりました。
たとえば弟を押してしまったときも、意地悪していると決めつけるのではなく、「今ここに弟がいるのが邪魔だったのかな」「自分もかまってほしかったのかな」と、一度息子の気持ちを考えられるようになりました。
私を困らせようとしていると思わなくなったことで、以前のようにすぐ怒りの感情が出ることが減りました。
実際に試してよかったこと
この本でよかったのは、子どもの気持ちについて知るだけではなく、実際の声かけや接し方についても書かれていたことです。
わが家では、以下の内容を実際に試してみました。
「〇〇しないで」を「〇〇しよう」に変える
本に書かれていたのは、やってほしくない行動は強調すると余計にするので、やってほしい行動を伝えるようにするというもの。
今までは「出ないで」「ダメ」「そっち行かないで」と、やってほしくないことばかり伝えていました。
困っていたことのひとつが、通園で歩いている時に息子が道路に出てしまうこと。
以前は、「白い線から出ないでね」「道路に出ないで」と何度も言っていました。
でも本を読んでから、「白い線を歩こうね」と、してほしい行動を伝えるようにしてみました。
すると、息子はみずから白い線の内側にすっと戻ってくれました。
してほしい単語を伝えるだけで、自分から動く
すでに何度も伝えているルールや決まりごとは、本人も覚えています。
そのため、そのことを思い出せる単語を伝えるだけで自ら動いてくれるそうです。
なので、線から出そうになったときには、「白い線」とだけ伝えてみました。
これは効果テキメンで、息子が白い線の外側に出てしまった時、何度か単語だけ伝えましたが、息子は以前のように反抗することなく、スッと戻ってくれました。
言い方ひとつでこんなに反応が違うんだと驚きました。
私自身も、言うことを聞かせるというより、息子自身が次にすることを思い出せるようにサポートするという感覚に少しずつ変わってきました。
本を読んで約2週間。私自身が変わったこと
今のところ一番変化を感じているのは、息子よりも私自身の気持ちの変化です。
以前は悩んだ際、ネットの掲示板等で他のお母さんの対応等を見て参考にしていました。
しかし、いざ泣き叫ぶ子どもを目の前にすると、余裕がなくなり、結局何も変えられず…。
毎回、どうしたら私も子どもに寄り添えるかな…と感じていました。
この本を読んでからは、子どもの気持ちや成長過程、できることやできないことが知れたので、子どもの気持ちを考えてから行動できるようになりました。
イライラしても、すぐに怒らなくなった
もちろん、今でも息子の行動にイラッとすることはあります。
でも以前のように、イライラする→怒るではなく、イライラする→今、どういう気持ちなんだろう?と考える、という時間ができました。
このワンクッションがあるだけで、感情のまま怒ることがかなり減りました。
息子の癇癪も今のところ減っている
以前は私が怒ると、息子も癇癪を起こす。
息子が癇癪を起こすと、私もさらにイライラする。
そんなことがよくありました。
本を読んでから私自身が強く怒ることが減り、その影響か、今のところ息子が以前のような癇癪を起こす場面も減っています。
私の接し方が変わったことで、以前より穏やかにやり取りできる場面が増えたと感じています。
保育園のお迎えが憂うつではなくなった
自分でも意外だった変化が、保育園のお迎えです。
特に金曜日になると、一週間の疲れもたまっていて、お迎えの時間になると「ここから寝かしつけまで頑張らないと……」と気合いを入れていました。
子どもに会いたくないわけではありません。
ただ、帰宅後にまた息子にイライラしてしまうかもしれないと思うと、迎えに行く前から疲れていたのだと思います。
今は以前ほど身構えず、自然な気持ちで迎えに行けています。
育児そのものが急に楽になったわけではありません。
でも、息子とのやり取りに対して感じていたストレスが少し減ったことは、自分の中でかなり大きな変化でした。
『子どもの気持ちがわかる本』はこんな人におすすめ
私と同じように、
- 2歳くらいの子どもにイライラしてしまう
- イヤイヤやいたずらへの対応に悩んでいる
- 怒ったあとに自己嫌悪になる
- 子どもへの声かけを変えてみたい
- 子どもがなぜこんな行動をするのか知りたい
という人に、この本は勉強になる部分がたくさんあると思います。
この本を読む前は、どうしたら息子が言うことを聞いてくれるんだろう…ということばかり考えていました。
でも実際に必要だったのは、息子を動かす方法というより、息子の行動を理解するための視点だったのだと思います。
子どもを思い通りに動かしたいのではなく、子どもの気持ちをもう少し知って、自分自身も少し楽に育児をしたい。
そんな人に、読んでもらいたいと思える一冊でした。
まとめ|子どもより先に、私の見方が変わった
『子どもの気持ちがわかる本』を読んで、2歳の息子が急に聞き分けのいい子になったわけではありません。
今でも思い通りにいかないことはあります。
それでも、なんでこんなことするの?とすぐに怒るのではなく、「今、この子はどういう気持ちなんだろう?」と考えられるようになりました。
そして、実際の生活の中で試せる声かけを知れたことも、この本を読んでよかったところです。
第二子が生まれてから、長男に怒ってばかりだった私。
今は以前より、少し余裕を持って息子と過ごせています。
この記事が同じ悩みを抱える方の参考になるとうれしいです。

